業種の産業構造と業種の種類 ― 職業を理解する【就職と転職の面接】

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業種の産業構造

業種は、その種類により、第1次産業、第2次産業、第3次産業にわけることが出来ます。これを産業構造と呼びます。

安全性や将来性のある業種はどれであるかを十分考え、動向を調査することが大切です。現代では第1次産業がもっとも就業人口が少なく、かわりに第2次産業や第3次産業に従事する人が増えています。

第1次産業

農業・林業・漁業などが含まれます。

第2次産業

製造業・建設業・工業などが含まれます。

第3次産業

電気・ガス・水道業・不動産業・金融や保険業・卸や小売業・サービス業・公務員などが含まれます。

業種の種類(1)

一般的な業種の種類を以下に紹介しましょう。

建設

建設業には、住宅やビルなどをつくる建築と、道路や港湾などをつくる土木とがあります。建築と土木の両方を担う総合工事業者を「ゼネコン」と呼びます。建設業界では、専門工事業者や個人経営の工務店がゼネコンから仕事を下請けする制度が形成されています。

鉄鋼

鉄鉱石や原料炭、鉄くずから、鋼板、鋼管などを生産し、販売します。国内市場の様々なニーズに対応してきた日本の鉄鋼業界の技術力は、世界でもトップクラスだと言われています。

化学工業

石油や石炭、石灰などの天然資源から、合成樹脂、合成繊維、合成ゴム、化学肥料、医薬品、塗料などを生産して販売します。加工度が高く、多品種少量生産型の医薬品や化粧品、接着剤などのファインケミカルと呼ばれる分野が静かに注目されつつあります。

精密機械

測量機械や医療機械、時計、事務・OA機器などの精密機械の製造、販売を行います。エレクトロニクス技術による製品の多様化とともに、これまで培ってきた技術を生かし、積極的に多角化が図られています。

繊維工業

製紙、紡績、織物、染色から衣服の製造業であるアパレルまでを含みます。積極的な多角化を進め、市場の国際化を対応した海外展開にも取り組んでいます。最近では、新素材開発などの先端分野への進出も見られます。

食品

製菓・製パン、食肉・乳業、食用油、製糖、製粉、水産、調味料、飲料、飼料など食品の製造や販売を行います。グローバルな展開も見せており、良質かつ安価な原材料調達に加え、海外を拠点とした生産を行うなど舞台を世界に置く傾向が見られます。

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